映画「南極物語」~1983年(昭和58年)公開~
小学生だった。
家族みんなで観に行った。
その頃、白い「太郎」という柴と紀州の雑種の犬を飼っていた。
泣いた。
みんなで泣いた。
小学生で、恥ずかしかったから、流れ落ちない程度の涙を袖で拭いた記憶がある。
ひとと犬との、古(いにしえ)からのつきあい方を、しっかり理解できる感動の映画!
大人になってから何回観ただろう。あの頃の感動とは違い、また、映画館ではなく自宅でひとりで観たときは、こみ上げるものはあるが、泣かなかった。?。
あす21日(金)に、フジテレビが「南極物語」を放送する。主演の高倉健さんを追悼しての番組放送。
いま想えば、高倉健さんのこころの演技が、小学生の自分を感動の極みへいざなったのだろう。つらぬける人生を、うらやましいとも、すごすぎるとも感じる。
お疲れさまでした、ありがとうございました。映画「南極物語」が自分にとって、高倉健さんとの、すばらしい想い出です。
生涯、母を想っていたという高倉健さん。やっぱり自分の母は、なにかもってる!