yume-san_sora-kun’s blog

日記。たわいない個人的な日記。※平日限定。気ままに更新いたしまする!

人間50年

人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり!
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

 

 (人間の一生は所詮五十年に過ぎない。
天上世界の時間の流れとくらべれば、まるで夢や幻のようなものであり、命あるものはすべて滅びてしまうものなのだ。)

 

室町時代から流行しはじめた伝統芸能で演じられる作品「敦盛」の一節

 

「敦盛」のあらすじは・・・
時は源平合戦の真っ只中、源の義経(26歳)が率いる源氏の軍勢は、一の谷の崖下に陣を構える平家軍を急襲し、逃げ遅れた一人の武者が源氏方の猛将、熊谷直実(44歳)に捕まった。
直実はこの敵将がいまだ歳若いことに心を痛めたが、もはや逃がす事もかなわぬと、泣く泣く首を打った。少年の名は平の敦盛(16歳)。平の清盛の弟・平の経盛の息子であった。 

 熊谷直実は後に世の無常を観じて出家する事になるのだが、
「人間五十年、夢幻・・・・」は、この熊谷直実の嘆きの言葉なのである。

つまり、元々この台詞は人生のはかなさや世の無常を語るものである。

 

 織田信長が、桶狭間の戦いの折、今川軍が鷲津・丸根の砦に攻めかかった事を聞き、この一節を謡ながら舞うと、猛然と出陣したと言う。

 

人間、決断と実行である!なあ。。おい、これからの自分へ!